■ALC板へのアンカー検証 |
■本来ALC板に効くアンカーはありません。素材の性質上軽微なもの用のものは販売されていますが、要求の強度を満足
するようなものはありません。全て貫通ボルト引きで施工してきましたが、後施工の場合「強度が得られない為残念した現場」が
多数あります。で、、、ケミカルアンカーならどれくらい耐えられるか。検証してみました。
資料・問い合わせなど、ALC業者様にもお世話になりました。 |
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■検証用のALC板 通常使用されているア100mmタイプ
異形鉄筋を曲げて引き抜いてみます。
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■実務で使用できるか? 孔の深さは70mmとしました。
鉄筋は60mm挿入します。 |
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■ケミカルアンカー注入 |
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■試験用に2枚6本打ち込みました。わざと曲げと長さを
変えています。準備完了で使用可能時間待ちです。 |
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■いよいよ検証開始 (すこし焦って時間が短かったかも) |
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■先ず、ハンマーで打撃。10数回行いましたが・・・・
強い!イケルじゃん。。。 |
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■吊り上げて思いっきり振り回してみました。ウ・・問題無し。 |
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■横にした為、押さえた部分のALC板が破損。失敗! |
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■縦2本で押さえ込みました。 |
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■かなり強い!曲げた鉄筋が伸びてきました。 |
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■真上に引き抜き。これが一番弱い状態 |
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■曲げた鉄筋がまっすぐになって引き抜かれました。 |
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■曲げてあった部分もこのように。 |
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■検証結果 メーカーの資料ではコンクリートにての資料でALCは適応外になっていましたが、実際検証してみると
他のアンカーと比較してもかなり強いことが判明しました。
通常のアンカーならどんな素晴らしいものでも「点での接点」となりますが、「面全体の接点」の為、強度は向上します。
又、発泡コンクリートは柔らかいので揺れで周りがつぶれてしまいます。性質を理解した上なら使用可能と判断します。
今回ユンボで引き拭いていますので荷重の値等は測定不可能でしたが、体感は得られました。
適正なピッチで使用すれば強度は得られると思われますが あくまで使用者の判断です。 |
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■要注意!!
この検証は独自に行ったものでなんの根拠もありません。この資料を元に安易に施工された場合重大な過失が生じる場合が
あり、自己責任とします。又、使用のアンカーが硬化じALC板に圧力がかかる場合ALC板の強度が損なわれます。
このページをむやみにリンク又は公開しないでください。当店では一切の責務のないものとします。 |
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